ストローで簡単！ いないいないバー【明日の保育にすぐ使える　ちょこっと遊び #15】

「ちょっと遊びたい」「ちょっと場の雰囲気を盛り上げたい」「ちょっと遊びのきっかけを作りたい」そんなときにぴったりの「ちょこっと遊び」をご紹介します。

身近な素材で、ちょっとした時間に、簡単にちょこっと作れるものばかり。明日の保育で、すぐに使えます！　

今回は、曲がるストローと色画用紙で作る、簡単なしかけおもちゃです。

プラン・制作／築地制作所

いないいないバー

重ねた手のひらが外側に開いていって、「ばぁ～！」と顔が出ます。

ストローは動いていないように見えるのに、ふしぎ！　おもしろい！

用意する素材

• 曲がるストロー　２本
• 色画用紙

用意する道具

• はさみ
• セロハンテープ
• ペン

作り方

１　曲がるストローを曲げ、１本の飲み口の端に切り込みを入れ、もう一本の口を差し込み、セロハンテープを貼ってつなげる。

２　顔を描いた色画用紙を上のストローに、手のひらを描いて切った色画用紙を両サイドのストローに、それぞれセロハンテープで貼る。

遊び方

はじまりは、左右の手のひらが重なるようにセット。両方のストローを指先で持ちます。

ストローを持った指先を同時にそれぞれ外側に回すと、手が開いていき……

顔を描いた色画用紙がくるんと回りながら降りてきて……

顔を描いた面が表になり、広げた手のひらの真ん中に出てきます。

ストローのじゃばらがジョイント（つなぎ）の役目をするため、ストローの両端を回転させると、上部のストローも連動して回ります。

遊びのアレンジ　ミニミニシアター「生まれたよ！」

ストローに貼る絵を変えれば、アレンジもいろいろ。ミニミニシアターでも遊べます。

こちらは、ニワトリと卵のしかけ。上部に貼る色画用紙の片面にニワトリ、もう片面にヒヨコを描き、両側に割れた卵の絵を貼ります。

ミニミニシアターはじまりはじまり！

左右に開くと何かが登場するもの……このほかにも、いろいろと想像を働かせて、ユニークなしかけおもちゃを作ってみましょう。

教えてくれた人

築地制作所（ つきじせいさくしょ）
造形作家とフリーの編集者による制作ユニット。「造形と子どもの遊び」をテーマに、書籍、雑誌、ワークショップなどで活動を展開。著書に『5回で折れる！ 遊べる折り紙』『すぐに作れて大満足　かんたん！　遊べる！　ビックリ工作』（ともにPHP研究所）などがある。最新刊『びっくり！ たのしい！ おもしろい！　造形かがく遊び』も好評発売中！

文／神﨑 典子　撮影／茶山 浩